このページでは、人文系の学生や研究者向けに、プログラミング言語のなかでも、デジタルヒューマニティーズの研究でよく利用されているPythonについて、学習の助けとなるようなリソースをまとめています。今後も適宜追加を予定しています。
なお、決して網羅的に取り上げておりませんし、取り上げる順番もおすすめ順というわけではありません。いくつかご覧いただいて、自分に合いそうなものがあればということで、お役立てください。
最後に、有用なリソースを公開してくださっている研究者の皆様に、感謝申し上げます。
1.Pythonの全体的な解説資料
① 喜多一『プログラミング演習 Python 2019』
URL: http://hdl.handle.net/2433/245698
この資料は「2018年度の授業実践に基づいて執筆」されたもので、「学習の方向付けとして Python を用いたプログラミングの基本を解説していますが、プログラミング言語の仕様を網羅的に紹介するものではありません。別途、Python についての解説書などを用意して受講されることをお勧めします」とのこと。
京大の機関リポジトリKURENAI上で、CC-BY-NC-NDライセンスによって許諾・公開されています。
② 東京大学数理・情報教育研究センター『Pythonプログラミング入門』
URL: https://utokyo-ipp.github.io/toc.html
東京大学数理・情報教育研究センターが作成した『Pythonプログラミング入門』。同名の講義用資料として作成されたものと思われます。
上記のHTML版の他、Jupyter Notebook版、PDF版も、講義サイトでは公開されています。
こちらも、CC BY-NC-ND 4.0ライセンスで公開されています。
2. デジタルヒューマニティーズ向けの解説集(動画・リソース)
① Practical Python for DHシリーズ
URL: https://www.youtube.com/channel/UCSarHXwz_HKtiZ3vNTX1rfw
アメリカのウィリアム・アンド・メアリー大学で中国研究を担当されているPaul Vierthalerさん作成の、DHのためのPython入門動画シリーズ。トピックモデルやネットワーク分析等のテーマで動画がまとめられています。
② Computational Thinking and Programming
URL: https://comp-think.github.io/
イタリアのボローニャ大学のSilvio PeroniさんがDHコース内の同名の講義用に作成した人文系のためのPython入門資料。PDFとGoogleドキュメントの二種類あり。
個々の章では、中心的に取り上げる”Historic hero”が設定されているというのも、凝った作り。
こちらの資料はCC-BY 4.0 で公開されています。
このページの著者
菊池信彦(関西大学アジア・オープン・リサーチセンター特任准教授)